この投稿は、以下の人に向いている情報です。
- 日本で格安SIMに変更して通信費を抑えたい
- 海外旅行先でも日本で使っている自分のスマホをそのまま使いたい
- 海外旅行中に日本と電話で話す時がある
◆Dual SIMスマホとは?

スマホは、電話したり、ネットを見たりするのに、SIMカード(回線契約)が必要です。
Dual SIMスマホは、その名の通り2枚のSIMカードがスマホに挿入できます。
例えば、1枚目にドコモなどの日本のSIMカード、2枚目にタイのSIMカードを挿入して使えます。
ただし、残念なことに、日本ではDual SIM仕様のスマホは海外通販以外では買えません。
また、iPhoneは、そもそもDual SIMの機種を発売していませんので、Dual SIMにするならばAndoroidスマホしかありません。
◆XperiaのDualSIMスマホをお勧めする理由
1.理由は、グローバルマーケット仕様だから
Xperiaは全世界で販売しているので、対応する周波数が非常に多いです。
基本的には、世界中どこでも使えます。もちろん日本でも売っているので当然使えます。
2.何といってもSONY製だから
最近、SamsungやHuawaiiにグローバルスマホ市場を取られてしまって、Xperiaだけが唯一日本のメーカーで頑張ってます。
日本人ならSONYを応援してあげましょうね。
でも、SamsungのGaraxyは火が出る事故が多発して、飛行機に持ち込めないモデルがあったり、Huawaiiはスパイウェア疑惑があって購入禁止とかになってるので、今どき買う人は居ないと思いますけどね。
こう考えると、Xperia以外で選べるDual SIMスマホは、台湾のASUS位でしょうかね?
3.iPhoneはDual SIMが無い
前述しましたけど、iPhoneにはDual SIM仕様のスマホが発売されてません。
◆XperiaのDual SIMスマホは日本で使えるのか?
日本で普通に使えます。
下の表は、日本の3大携帯会社の対応周波数表です。
日本で通信費を安く抑える為に、格安SIMに乗り換えても、実は格安SIM会社は3大携帯会社のどれかの回線を使っています。
従って、3大携帯会社および格安SIM、両方ともXperiaのDual SIMスマホが使えます。
Band | 周波数 | docomo | au | softbank | Xperia |
Band 1 | 2.0GHz | ◎ | ◎ | ◎ | 対応 |
Band 3 | 1.7GHz | ◎※1 | 〇 | 対応 | |
Band 8 | 900MHz | ◎ | 対応 | ||
Band 11 | 1.5GHz | △ | 〇 | × | |
Band 18,26 | 800MHz | ◎ | 対応 | ||
Band 19 | 800MHz | ◎ | 対応 | ||
Band 21 | 1.5GHz | 〇 | × | ||
Band 28 | 700MHz | △ | △ | △ | 対応 |
Band 42 | 3.5GHz | △ | △ | △ | × |
◎=必須 ○=そこそこ重要 △=あれば便利
※1 主に東名阪で使われているバンド帯です
表にしてみると、SoftBank系のSIMが海外携帯との相性が良いようです。
主な格安SIM会社と回線(携帯会社)
格安SIM | ドコモ系 | au系 | SoftBank系 |
BIGLOBE | 〇 | 〇 | |
OCNモバイルONE | 〇 | ||
楽天モバイル | 〇 | 〇 | |
mineo | 〇 | 〇 | 〇 |
Y!モバイル | 〇 |
ちなみに、タイの3大携帯会社の周波数帯
Band | 周波数 | AIS | DTAC | TrueMove | Xperia |
Band 1 | 2100MHz | 〇 | 〇 | 〇 | 対応 |
Band 3 | 1800MHz | 〇 | 〇 | 〇 | 対応 |
Band 8 | 900MHz | 〇 | 〇 | 対応 | |
Band 5 | 850MHz | 〇 | 〇 | 対応 |
国ごとに使っている周波数が違いますが、グローバルモデルであるXperiaがなら大丈夫です。
風船オジサンが実績としてXperiaが使えたのは、香港、上海、マレーシア、タイ、インドネシア、シンガポール、ベトナム、アメリカ、メキシコ
逆に言うと、Xpreiaが対応していない特殊な一部の国は、そもそもどのスマホでも駄目です。
(Xpriaが使えない一部の国は、アフリカのマイナーな国と南米にあるらしいが不明です)
◆お勧めのXpria Dual SIMスマホは?
2019年7月の情報です。
Xperiaにはハイエンド機と廉価機の2種類があります。
日本国内では、何故かハイエンド機しか販売されていません。

廉価機が駄目か?というと、そうでもなくて、少し前のハイエンド機を買うなら最新の廉価機を買った方が、性能が上なのでお得です。
個人的には、スマホ性能の性能ってどんどん上がっていくので、ハイエンド機を長く使うより、廉価機をどんどん買い替えて行った方が良いかと思っています。
Xperia 1 ハイエンドモデル

Sony XPERIA 1 Dual SIM SIMフリー J9110
Sony Xpreia Seriesのハイエンドモデル。価格は10万円程度でかなり高額ですが、スペックは世界最強レベルですね。液晶画面の美しさは流石世界のSONYって感じです。
Xperia 10 廉価版モデル

液晶の大きさが6インチ(Xperia 10)とちょっと大きい6.5インチ(Xperia 10 plus)があります。廉価版と書きましたが、普段使う分には何の不便もありません。メモリーも6インチで4GB、6.5インチで6GBあり、ちょっと前のハイエンド機並みにあります。 日本で売っていないので、持っているとプレミア感が出るかもしれませんね。

Sony XPERIA 10 SIMフリー Dual SIM I4193

Sony XPERIA 10 plus SIMフリー Dual SIM I4293
◆日本語表示できるのか?
メニューも文字入力も日本語が使えます。海外版Xpreia 1でもPOBoxPlusが最初からインストールされているので、日本で買うXpreia 1と遜色ありません。さらに、Google Playからの日本語入力のフリーアプリがあるので、Xperia 1、Xperia 10共に日本語環境は問題ないです。
◆設定が面倒くさいのではないか?
最近のANDROID機は良く出来ていて、SIMを入れるとAPN設定とかInternet設定とか、難しい設定をしなくても自動認識されます。
これは、メジャーな携帯電話会社や格安SIM会社の設定が予めXperiaに入っていて、自動認識しているようです。
ただし、Dual SIMなので、2枚のSIMカードの役割分担(優先順位)は、自分で設定しなければなりません。
まあ、これもラジオボタンを押すだけなので簡単です。
2枚のSIMカードを入れて、それぞれの役割分担(優先順位)を3つ設定します。
1.モバイルデータ通信(どちらのSIMでインターネットするか?)
2.通話(どちらのSIMで通話するか?)
3.SMSメッセージ(どちらのSIMでメッセージを送るか?)

日本に居る時は、日本のSIMを優先順位1にします。
海外に居る時は、海外のSIMを優先順位1にします。

SIMの名称をタッチするだけで、優先順が1になります。
設定系で面倒なことは、殆どありません。
◆日本でお勧めの格安SIMはOCNモバイルONE
格安SIMは色々とありますが、風船オジサンのお勧めはNTT系のOCN モバイルONEです。
理由は2つです。
1.050Plusをセットで安く使える
050plusとは、IP電話のアプリケーションです。
スマホにアプリをインストールすれば使えます。
海外に居る時は、携帯で通話するともの凄く料金が高いですが、050plusならば格安で通話できます。
インターネットに繋がれば、世界中どこからでも日本と同一料金で通話ができます。
LINE通話よりも音質が良いですし、基本料金も150円からと格安です。
さらに、+66とか国番号が相手の電話に表示されませんので、相手はどこの国からかけて来たのかがわかりません。
会社や嫁に内緒で海外に行っても、バレませんね、(笑)
2.容量制限を超えても割と速度が早い
動画系をスマホで見ると、直ぐに契約したインターネット容量に到達してしまいますが、制限を超えても割と早い速度でネットが出来ます。
また、使いきれなかった容量は、来月に持ち越すこともできます。
OCNモバイルONEの申し込みサイトは、↓ こちら

ところで、OCNモバイルONEのネットからの購入ですが、お申込みボタンを押した後に、スマホを同時に買うのか?SIMだけで良いのかを選択するのでちょっと迷います。ご注意ください。

ちなみに、お申込みボタンを押した後に、端末購入の有無の画面が、↓ こんな感じで出ます。

ちなみに050Plusは、SIMの購入時でも、後からでも追加できます。

◆Dual Sim スマホを使う上での注意点
日本で海外SIMを入れて、ローミングサービス(海外利用サービス)をONにしても問題ありません。
ONにすれば、海外SIMの電話番号が日本で有効になります。海外であなたが誰かに、現地SIMの電話番号を教えていれば、海外に居る友人が現地SIMの番号へ電話を掛けると、日本でそれを受けることができます。
ただ、電話料金は国際料金ですけどね。
逆も同じです。
海外に行って、日本の番号にかかってきた電話の受けは出来ます。
電話での通話は、通話した時にだけ、国際料金がかかります。
一方、インターネットは違います。
インターネットは、その国のSIMを使わないと、インターネットを見なくても設定しただけで料金が発生します。
海外のSIMを日本に入れたままで、DualSIM設定でインターネットは海外のSIMを優先順位1にした場合、
海外インターネットパケットサービスを使いませんか?と、SNSが送られてきます。
このSNSから辿って、YESと設定してしまうと、1日1,000円以上のパケット代が取られます。
結論として、Dual Sim スマホを使う上での注意点としては・・・
Dual SIM設定は国が変わったら、きちんとやってください。
インターネットのパケットサービスのSNSが来ても、利用しないでください。
◆技適について
海外スマホを日本で使うには電波法の制限があります。
XperiaやiPhoneであっても、海外で買ったスマホを日本で使うには制限があります。
制限とは、日本でスマホを使うには、技適の認証を受けたスマホしか使えません。
ただし、外国人が自国で買ったスマホを日本で使うのは90日以内なら、技適認証が無いスマホでもOKです。
つまり、厳密に言うと海外スマホは日本では日本人(居住者)が使うと電波法違反です。
でも、この辺も大分法律の改正が検討されており、日本人が日本で海外のスマホを日本のSIMで使うのはOKとなるようです。
つまり、海外Xperiaにドコモや格安SIMをいれて使うのはOKになるということらしいです。
ただし、公共のWifiやBluetoothはセキュリティの問題で電波法違反になる模様です。
ちょっと納得いきませんが、まあ、技術的に海外製スマホでWifi使っているのを見つけることは困難なので、事実上は?って感じですけど。
それと、海外スマホを使って電波法違反として検挙された例は、過去にありません。
まあ、事実上、黙認なんでしょうね。
なお、この投稿は、電波法違反を推奨している訳では無いので、ご理解ください。
◆まとめ
・Xperia Dual SIMに、日本と海外のSIMを入れておくと、スマホを2台持たなくて便利
・電話の待ち受けは、日本と海外の電話番号が両方できる
・2枚のSIMの優先順位をきちんと設定しておけば、特別な料金はかからない
スマホは海外でも日本でも必需品ですよね。
海外の現地SIMを使うことで、格安に現地でインターネットができます。
ちなみに現地のプリペイドSIMは、日本からポケットWifiをレンタルするよりも比較にならない程安価ですし、パスポートがあれば簡単に買えます。
更に、SIMフリースマホなので、日本でも格安SIMが使えて、凄く便利でお得です。
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